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ブログ/2009-08-08

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1968年のきょう、日本初の心臓移植手術決行される!

改正臓器移植法衆議院での採決風景
  • 1968年(昭和43年)8月のきょう、和田寿郎を主宰とする札幌医大胸部外科チームが、
    日本では初めて、世界で30例目となる心臓移植手術を強行した。

    手術は約3時間半で終了。手術後当初は意識障害がなかなか回復しなかったが、
    やがて回復し8月下旬には屋上で散歩するなど回復ぶりを披露した。
    しかし9月に入り徐々に食欲不振となり、輸血後の結成肝炎も発症し、
    手術後83日目の10月29日に呼吸不全で死亡した。

1997年10月施行の臓器移植法も、15歳未満には適用されず!

  • 国内世論の高まりもあり、議員立法で提出成立した「臓器移植法」も
    臓器提供の意思を書面で本人が表示することが必要であるが、それは民法の遺言にあたる生前意思の表示が有効とされる15歳以上に限られるため
    15歳未満には脳死臓器提供は認められていなかった。

    しかも、心臓や肺などは15歳以上の臓器は大きすぎるため
    10歳未満の子供は移植を受けることができず、やむを得ず超高額のしかもボランティアの支援に支えられてアメリカやドイツなどに行くケースが多く続いていた。

2009年7月、改正臓器移植法成立!

  • 和田心臓移植から再び日本で心臓移植が開始されたのは
    33年後の1999年2月28日に行われた大阪大学チームによる心臓移植でふった。

    これは臓器移植法が施行されたこともあり実施されたものだ。
    ただし、一番ケースが多いのは先天的な心臓欠陥であり、幼い子供の命を何とか救いたいという両親はもとより一般市民の思いがあり、
    その都度、高額な医療関係費用を募金という形で募って海外で行われてきた。
  • その一方で、世界保健機関(WHO)が渡航移植を規制する動きを見せてきたことから、
    臓器移植法の改正が要望されてきた。

    当初の移植法も議員立法であったためか、改正案についても行政府は提出せず、議員立法での改正案の審議となった。
  • 衆議院では4本の改正案が出たが、最終的に「A案」すなわち、
    年齢を問わず、脳死を一律に人の死とし、本人の書面による意思表示の義務づけをやめて、本人の拒否がない限り家族の同意で臓器を提供できるというもの。

    採決の結果、賛成263人反対167人で可決し参議院に送付。
    参議院でも修正案等も出たが、結果的に同じA案で可決成立した。(7月13日)
  • 改正法の施行は、公布から1年後の2010年7月の予定。

    この日を一日千秋の思いで待っていた方も多いでしょうし、一方、脳死を一律に「人の死」と決めることには異論があるでしょう。
    私の母も、いわゆる脳死状態にありながら、もともと心臓が丈夫なほうで、かなり生き続けていました。
    そういう方には、簡単に割り切れないものと思いますが。

    この問題は、さらに国民的に議論を深めていくべき重要な課題であると思います。

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