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ブログ/2009-11-03

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1890年の今日、帝国ホテル(初代)晴れやかに落成!

帝国ホテル東京新本館=2007年落成
  • 帝国ホテルは1890年(明治23年)11月3日、東京都千代田区内幸町に落成した。

    当時、伊藤博文首相のもとで外務卿、外務大臣を歴任し、隣接する場所に鹿鳴館を建設した井上馨が
    外国人の賓客を泊める本格的なホテルの必要性から実業家の渋沢栄一と大倉喜八郎の2人に説いて有限会社帝国ホテル会社を設立させ建設したもの。
  • 現在も国の文化を代表するナショナルホテルとしての地位を保ち続けており、
    ホテル業界では、帝国ホテル、ホテルオークラ、ニューオオタニを指して「御三家」と呼んでいる。

    また、外国ホテルチェーンの新店舗開業が相次ぐなかで帝国ホテルは善戦しているといわれ、
    日本のホテルで唯一、『Institutional Investor』誌のホテルランキングに入っている。

、『Institutional Investor』誌とは
金融先進国のアメリカを代表する専門誌で、話題を呼ぶ世界の銀行ランキングやベストホテルランキングその他幅広く金融情勢を連載する著名な月刊誌

関東大震災にも倒壊しなかった帝国ホテル「ライト館」?!

  • 1912年(明治45年)、当時の林総支配人が旧知のアメリカ人建築家、フランク・ロイド・ライトに新館の設計を依頼した。

    来日したライトの設計による新館は、鷲が翼を広げたような巨大なホテルだが
    実は小部分がいくつも繋ぎ合わされた連結構造になっており、これで建物全体に柔軟性を持たせるとともに、一部に倒壊があっても全体に累を及ぼさない仕組みになっていた。

    しかも大規模ホテルとしては世界で初めて全館にスチール暖房を採用するなど、
    耐震防火に配慮した画期的な設計であった。
    初代帝国ホテル
  • 新館ホテル建設途中の1919年に初代帝国ホテルが失火から全焼してしまうという災害が起きた。
    そのため新館の早期完成は経営上の急務となり、設計から11年を経た1923年(大正12年)にライト本館として完成する。

    9月1日に落成記念披露宴が開かれることになったが、まさにその日の午前11時58分、
    披露宴の準備で大忙しの時に関東大震災が東京を襲ったのだ。

    マグニチュード7.9、建物全壊13万戸、全焼45万戸、死者・行方不明者14万名というすさまじい歴史的被害であった。
    帝国ホテル周辺の多くの建物が倒壊したり火災に見舞われるなか、
    小規模な損傷はあったものの、ほとんど無傷で変わらぬ勇姿を見せていたライトの帝国ホテルはひときわ人々の目を引いた。

    偉大な建築家ライトの新館は1967年(昭和42年)に閉鎖され翌年に取り壊されたが
    この時から「ライト設計の帝国ホテル本館」は「ライト館」として人々の思い出の中に生き続けることになった。

    なお、ライト館の玄関部分は博物館明治村に移築され、今日でも在りし日の面影を偲ぶことができる。

食事「バイキング」ホテル内「クリーニング」のいずれも我が国で初めて採りいれた帝国ホテル!

  • 本来、帝国ホテルは外国の賓客をもてなすため設立されたが、そのため経営者は真っ先に
    長期間の船旅でため込んだ衣類の洗濯を思いつき、ホテル内に洗濯やクリーニングを専門に行う部門を設けたのは帝国ホテルが最初である。

    しかも「ホテル内でついた汚れは確実に落とす」との信条からクリーニング部門ではホテル内で使われる食材の詳細を全て掌握しているという。

    また「ボタンのついたシャツは全てボタンを外してからクリーニングする」というのも伝説的サービス。
    クリーニングの工程でボタンがなくなったり欠けたりしない配慮だという。
  • ブッフェスタイルの食事方式は、日本では帝国ホテルが初めて採りいれている。

    1957年(昭和32年)、当時の犬丸支配人(後に社長)が北欧で体験した料理「スモーガスボード」がヒントになったもの。

    ただし、その名称が馴染みのないものだったため、新名称を社内公募したところ、
    北欧と言えばバイキングとの発想と、当時映画上映されていた『バイキング』の中の豪快な食事シーンが印象的だったことから名称を「バイキング」と名付けることに決定した。

    そして1958年(昭和33年)に「バイキングレストラン」をオープンした。
    このレストランは大変に公表を博し、バイキングはブッフェレストランの代名詞となったものです。

    やはり、超一流のホテルは発想・企画とも違いがありますね。とともに、それだけの一流の人材が揃っていることの証でもあると思います。
    過当競争の続くホテル業界。いかに差別化戦略を行うかが、やはり勝負の分かれ目となるのでしょうか。

「スモーガスボード」とは
「スモーガス」とはバター付きパンのことで、「ボード」は食卓の意。スウェーデン料理で、肉・魚・野菜などの各種料理を食卓に並べ、自由に取り分けて食べるもの。

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