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ブログ/2010-10-27

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1859年の今日、吉田松陰処刑される!!

倒幕及び明治維新の中核となる人材を育成~松下村塾~

吉田松陰像
  • 1859年(安政6年)10月27日、江戸・小伝馬町牢屋敷に囚われていた吉田松陰に対し、
    評定所から死罪が言い渡され、即日処刑が行われた松陰30歳という若さであった

    すでに死を予期していた松陰は、牢屋敷内で家族への永訣の書」と門下生達に宛てた留魂録」(別記)を記す。
    特に留魂録はその後、門下生達のバイブルとなる。

    死に際しても平静かつ潔い松陰の姿に、首切り役人などは胸を打たれ、その様子を後々まで回顧したといわれている。
留魂録
  • 全16節からなるが、最初に有名な辞世の句を巻頭にして始まっている。
    • 身はたとい武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂
  • 一部を抜粋すると(現代語訳で示す=筆者)
    • 私は今、国の為に死ぬ
      死すとも、藩主への忠義、父母への孝行を尽くして、道に反することはない
      天地は永遠で果てしなく広い
      神様よ、私の行いの正しいことをご覧下さい。

時代を先取りし過ぎ、保守中枢権力に斃された吉田松陰~改革の実行は後継の弟子に~

  • 1830年8月、長州藩士の杉家に二男として誕生。5歳の頃から叔父が開いた松下村塾で学問等を受ける。
    その後、20歳の頃から新しい西洋兵学を学ぶため九州へ、そして東北等を歩くうち海外に目を開く。

    23歳のとき、浦賀にペリーが来航すると黒船を視察し西洋の先進文明に目を奪われ、
    翌年、浦賀に再来航していたペリーの艦隊に対しアメリカ密航を企てるが拒絶され、伝馬町の牢屋敷に囚われる

    25歳の時、出獄を許され杉家に戻るが幽閉の身分でもあり、叔父の松下村塾を引き継ぎ主宰者となり
    長州藩の下級武士である高杉晋作、久坂玄瑞や伊藤博文などの面々を教育していった。
  • 松陰が塾生達の指導にあたったのはわずか2年余りにしかすぎなかったが、松陰の薫陶を受けた門下生たちは
    尊王攘夷を掲げて京都で戦った者や、明治維新で新政府に関わる者など幕末・明治において大きな活躍を果たしている。

    高杉晋作や久坂玄瑞などは倒幕運動の中心者として重要な役割を果たしながらも、明治維新を前にして道半ばで斃れた者の多いが、

    伊藤博文や山県有朋の内閣総理大臣を筆頭に、多数の国務大臣、大学の創業者など近代日本に繋がる大きな役割を果たしている。

師匠・吉田松陰の仇打ちを期して戦い抜いた高杉晋作!!

  • 高杉晋作は18歳の時に久坂玄瑞の誘いで松下村塾に入り生涯の師・吉田松陰と出会う。

    松陰が中心老中暗殺計画の罪により江戸の牢屋敷に投獄されていいる頃、晋作も藩命により江戸へ遊学していた。

    晋作は当時の最高学府である昌平坂学問所で学ぶも面白くなく興味も感じていないときに、
    松陰に手紙を出し男子たる者の死について質問している。これに対する松陰の返事は
    • 死んでも志が残るものであれば、いつでも死ねばよい。生きて大事をなせるならば、いつまでも生きてそれをやればよい
  • この師の教えはその後の晋作の生きざまの手本になったと言われており、
    奇しくも江戸で松陰の世話をしながら師弟の対話を行ったことが晋作のバックボーンとなった。

    その後藩命により帰郷を命じられたが、江戸を出発して10日後に松陰は処刑されてしまう。

    予期しなかった師・松陰の死に、悲しみとともに幕府への激しい怒りに打ち震えた晋作は
    倒幕を心に誓い、師匠の仇打ちの為に生涯を捧げんと決意する
  • 戦い続けた晋作の身体は、その間、肺結核に冒されていた。必死に療養し回復に努めるも
    1867年4月14日深夜に死去

    大政奉還を見ずしてこの世を去ることになったが、師・松陰の教えを実行し、時代を駆け抜けた27年間の太く短い一生であった

    私自身も、高杉晋作の生きざまが若い時より好きなこともあって、松陰の弟子の代表として取り上げたものです。
  • 後に高杉晋作の顕彰碑が出来たときに、盟友であった伊藤博文が顕彰碑に記した言葉があります。
    • ひとたび動けば雷電のごとく、発すれば風雨のごとし
      周りの者は、ただただ驚き、呆然とするばかりで、敢えて正視する者すらいない
      それこそ我らが高杉さんのことだ
      と。

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