ブログ/2011-02-26

1936年の今日、陸軍青年将校らによる「2・26事件」勃発!
- 1936年(昭和11年)2月26日、35年ぶりの大雪が降ったこの日の朝、
近衛歩兵第三連隊など青年将校に引率された1483名の兵士が反乱を起こした。
高橋是清蔵相、斎藤実内大臣、渡辺錠太郎陸軍教育総監らを殺害し、永田町を占拠する。
- この反乱は、帝国陸軍の派閥の一つである「皇道派」の影響を受けたためであった。
当時、皇道派は革命的な国家社会主義者である北一輝らの影響を受け、天皇親政のもとでの「昭和維新」を目指しており、対外的にはソ連との対決を志向していた。
- しかし3日後の29日に「今からでも決して遅くはない。ただちに抵抗をやめて軍旗のもとに復帰するように」という
「兵に告ぐ」のラジオ放送に対し、下士官、兵士は続々と帰順し、クーデターは失敗に終わった。
- この事件に先立つ1932年、4年前に起きた「5・15事件」で当時の犬養毅総理を殺害したが、
その時の海軍青年将校らが禁錮15年以下の刑しか受けなかったことも、この2・26事件の動機の一つになったと言われている。
先哲の言葉に「新しき時代を創るのは青年の熱と力である」とあるが、いつの時代でも青年の持つ無限の力を平和と国民の福祉のために導いていける指導者の存在によって悉く決まってしまうことを肝に銘じたい。
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